綺麗なだけじゃない
いつもベルファームをご愛顧いただきありがとうございます。
ベルファームの粟野(あわの)と申します。
突然ですが、この植物の名前はお分かりになるでしょうか。
何という名前でしょう
正解は「クリーピングタイム」です。
肉や魚の臭み消しに使われているタイムの観賞用で、地面にバーッと広がるほふく性のため、グランドカバーとして人気が高いです。
ただし、繫殖力が非常に強いので、お庭に取り入れるのには手入れが出来るかや他の植物の相性などをよく検討する必要があります。
クリーピングタイムの話題を突然出したのには理由があります。
ひっそりとベルファームの有機農業を支えている
お見せしているクリーピングタイムの写真はすべてベルファームの有機農場で撮影したものです(2024年4月16日火曜日撮影)。
実は、この小さく綺麗な花がベルファームの有機農業をひっそりと支えています。
先ほど繫殖力が強いと書きましたが、しっかりと手入れをすることができれば、景観を良くしながら雑草抑制の効果が期待できます。
また、一般的にクリーピングタイムは虫除けとしても効果があるとされています。
もちろん例外も
が、それは一部の虫だけのようで。
ケール栽培の天敵であるモンシロチョウは集まってきて蜜を吸っています。
え!?むしろよくないですやん!!
と、私も最初は思いましたが、この誘虫性をベルファームでは虫捕りのおとりとして利用しています。
虫捕りも日常
これからの時期は農場長が虫捕り網をふるう姿をよく確認することができます。
クリーピングタイムのおかげもあって(?)1~2時間で300匹以上のモンシロチョウを捕獲することもあります。
今日はベルファームでひっそりと有機農業に影響を与える「クリーピングタイム」についてご紹介でした。
他にもハーブなどの様々な植物の特性を活かしてベルファームでは有機農業に役立てています。
綺麗、でもそれだけじゃない。
これからもベルファームの有機農業を支える名脇役たちをここでは紹介していきます。