ベルファームの青汁購入を検討される方へ
当農場では30年間、作物にも土壌にも農薬は使用しておりません。しかし、農林水産省のガイドラインにより「無農薬」と謳うことはできず、「農薬不使用」という表現をしております。
農水省のガイドライン②農薬不使用のこだわり
なぜ農薬不使用にこだわるのか?
農薬不使用の栽培は手間が掛かります。
しかし、農薬のことを知れば知るほど手間を掛けてでもやらなければならないと思いました。日本では残留農薬の基準値が定められ、農薬を使用した作物も安全に食べられるとされています。
農薬には様々な種類がありますが、ネオニコチノイド系の農薬は水溶性で作物内部に浸透してしまい洗い流す事が困難です。この農薬は、神経系の正常な働きをかく乱し、胎児や小児の脳の発達やアレルギー等の報告もあります。 その他にも合成ピレスロイド系、カーバメイト系、有機塩素系、有機リン系の殺虫剤など多数の障害報告があります。
日本の定める残留農薬の1日の摂取許容量を他国と比較すると、イチゴのアセタミプリドの値では日本は3ppmと定められていますが、アメリカは0.6ppmでEUでは0.01ppmです。
少し乱暴になりますが、何故、日本でイチゴ1個食べた時に摂取する農薬とEUで300個食べるのが同じとなるのでしょうか。 基準値内であれば体内に入った農薬は分解、排出されるため安全と言われますが、何百倍という基準値の違いを見てしまうと不安になります。
農薬を使えば手間も抑えらるだけでなく、収穫量も上がるため、わざわざ農薬不使用をすることもないだろうと思ってもおかしくありません。
ベルファームではこの30年間ずっと農薬不使用で土を作り、作物も作ってきました。わざわざ手間を掛けることで、健康で楽しい日々が送っていただけるなら、生産者としてこんな嬉しいことはありません。
ベルファームではこれからも農薬不使用での栽培を続けていきます。
ベルファーム農場の「土」の秘密
土は生きている
ベルファームでは、健康な作物を作るためには土作りが最も重要であると考えています。
自然農法での土作りは、「化学肥料を使わない」「農薬不使用」「微生物を利用」がベースとなっています。これに倣い、青汁やにんじんジュースを製造する時に出る残渣や米ぬかなどを中心に、昔ながらの原料で丹精込めて自家発酵堆肥を作っています。
微生物は、この残渣や葉っぱや死骸などの有機物を無機物に分解し、継続的に作物に共有できるようにします。微生物がいないとこの分解ができなく継続的な供給がされないため化学肥料に頼らなければなりません。当然ですが、化学肥料を利用した畑には微生物がいなくなり有機物を分解できないために、ずっと化学肥料を使い続けなければなりません。
健康な土には健康な作物ができ、健康な作物は健康な身体を作ります。当たり前のようですが、普段、口にする野菜の育った土のことを考えることはほとんどないのではないでしょうか。
では、微生物が作った土とはどのようなものなのか。ひと目で理解していただける動画を作りましたのでご覧ください。
1m50cmの棒が、ほとんど力を加えることなく土中に飲み込まれていきます。これほどに土が柔らかくなるということです。これは微生物によって、団粒構造が作られ土と土の間に空隙ができている状態です。このような土の状態は地中から水を吸い上げ、根も延ばしやすくなります。
これがベルファームの土です。この土でケールも人参も作られているのです。
ベルファームの「農薬不使用のこだわり」は理解して頂けましたか?
栽培には一切妥協を許さず、愛情もたっぷり注いでおります。一度、農場見学でお確かめください。